未来のことが100%確実にわかる霊能者は、いません。未来は、私たちが自由意志で作りつつあるものだからです。ただ、比較的近い未来のことなら、かなりはっきりわかることはあります。

これを喩えで説明すると、あなたが静岡にいるとして、東名高速を東に走っているとしたら、多分あなたは東京に着くでしょう。道路状況等を考慮すれば、何時頃に着くのかもわかります。でも、これは100%確実な未来ではありません。だって、あなたが途中で予定を変更して、高速をおりてしまうかもしれないから。あるいは、途中で事故があって渋滞していたり、極端な話、高速道路が閉鎖になっているかもしれないから。これが、自由意志の影響です。

近未来の予測は比較的可能です。自由意志の入ってくる範囲が限られているからです。

だから、未来の話を「絶対にこうなる」という霊能者には注意した方がいいと思います。そういうのは、自分が何をしているのかわかっていない人か、クライアントを心理操作しようとしている人だと思います。

未来の話で、次に問題になるのは、未来の情報が得られたとして、それをどの程度、どんな風に説明するかです。

これは、本当に、そのクライアントの方のスピリチュアルな理解度や人生での状況等を考慮してのケースバイケースです。

私のリピーターのクライアントの方の為にリーディングをしていた時、その方の家族の誰かが近いうちに亡くなる、という情報が入ってきたことがあります。このときは、私も悩みました。まず私がしたのは、誰なのかもっと詳しく調べること。その結果、その方の配偶者やお子さんではなく、兄弟やご両親でもなく、多分親類の誰かで、その方が家族同様に思っている方、とわかりました。そして、これはとても悲しいことではあるけれど、この経験をとおして、その方はさらに精神的に成長するだろう、ということも感じました。

この方はリピーターで、自由意志の意味も、死が最終的な終わりではなく、一種の変化の過程であることも、よくわかっている方でしたので、思い切って話してみました。この方は少しの間静かに考えた後、話してくれてありがとう、気持ちの準備ができました、といってくださいました。

数ヶ月後、この予測が現実になったことを知らせるメールを受け取りました。

一方で、あえて話さないでおいたり、少しぼかしておく場合もあります。未来についての情報がわざわざ入ってくるのは、大抵の場合、一種の警告、「注意しなさいよ、この先の運転はちょっと大変ですよ」というサインなので、難しいところです。

未来について尋ねるクライアントの方もいらっしゃいますが、よほどの注意が必要です。つまり、自分が望んでいないことがおきるといわれても大丈夫なだけの、判断力や強さが自分にあるかどうか、考えてから質問した方がいいと思います。

そうでないと、パニックになったり、予測を避けようとして、かえってそのとおりになる、前回のギリシャ悲劇の様なことになってしまいます。

これまで、「自由意志」という言葉をよく使ってきましたが、次回は、この言葉の意味をよく検討してみたいと思います。自由意志、ちゃんと活用していますか?自由意志こそ、神様が私たち全員に与えてくれた最高のプレゼントなんですよ。

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