01 16 2011 by Akemi
転生と魂の成長
輪廻転生の思想は、日本ではなんとなく自然に受け入れられていて、その点、アカシックレコードリーディングの専門家としては話がしやすいんですが、多少誤解もあるようです。
まず大切なのは、すべての転生をとおして、たとえ記憶が残っていなくても、魂レベルでの性格やものの考え方の傾向、好みやある種の技能などは、変わらない、ということ。だからこそ、過去生を探求する意味があるわけです。その頃も今も似たような問題に対して似たような反応をしやすいからこそ、過去の経験から学び、同じ失敗をしないようにすることができるのです。
また、ほとんどの人にとって、「前世」は一回ではありません。これまでに、何度も転生を繰り返しているはずです。「私の前世は何だったのですか」という質問に答えにくいのは、このせいです。どの前世の話ですか?今の人生の直前の人生ですか?それが知りたい方には、もちろんそういうリーディングをすることもできますが、たとえば「第二次世界大戦のころ、南アジアのどこか、多分ベトナムあたりで、男性として生まれたんですが、食糧難のため2歳で死んでしまいました。」なんていう、とても短いリーディグになってしまっても、文句いわないでくださいね。(私としては、現世に大きな影響を残しているような過去生に焦点を当ててみる方が、意義があると思います。)
転生に関してよくある誤解は、転生の回数が多いほどより成長した魂である、という考え方です。これ、一見もっともらしいですよね。何度も転生していれば、それだけ経験豊富なわけですから。実際、あるひとつの魂の成長の過程としては、この考え方はだいたいあっています。(中には、逆戻りする魂もありますが)
でも、5回転生している魂と、150回転生している魂とでは、後者の方が成長しているのか、というと、必ずしもそうとは限りません。そもそもの始まりのレベルが、魂ごとに違うし、成長のスピードもそれぞれですから、比較に意味はありません。
また、転生と転生の間の期間も、ケースバイケースです。一般的には、数年から数十年で次の転生をする魂が多いのですが、中にはもっとずっと長い間、向こうの世界にいる魂もあります。その理由もいろいろです。
だから、魂の年齢をはかるのは難しいです。転生回数を数えるのか、向こうにいる期間も含めての全体の時間の流れを見るのか。しかも、そんなに苦労して年齢を割り出しても、それに特に意味はないわけです。
でも、まあ、そういうことを気にしたくなる気持ちも、わからないではないです。なんとなくかっこいいじゃないですか、古代エジプトの頃から転生を繰り返してきた魂、なんて。いかにも、賢そうです。実際は、その頃からずっと、いつも奴隷や召使いとして転生していて、自分の都合のことしか見えていない未熟な魂かもしれないですが。
以前に奴隷や召使いであったことがよくない、といっているのではありません。だいたい、ほとんどの人は、昔奴隷か召使いだったんですから。大切なのは、そこで得た経験から、どう成長していくか、です。